週間予測

【第2回】FX ドル円 週間予測(5/4〜5/8)── GW明け、155円台の攻防へ

公開日:2026-05-04(月曜)
カテゴリー:週間予測


先週の振り返り

先週(4/28〜5/2)は、ドル円にとって歴史的な一週間だった。

4月30日、ドル円は517pipsの暴落。高値160.713から安値155.544まで急落した。FOMC(4/28-29)後のQ1 GDP・PCEデータを受け、市場がドル安・円高に急旋回した結果だ。

5月1日、暴落翌日に157.3台まで反発したが、ロンドン勢が全戻し。二番底シナリオは安値更新(156.454→156.412→156.377)で崩壊した。

5月2日、NY時間で反発して157.047まで回復。H1のRSIが暴落後初めて50に到達し、H4のMACDデッドクロス差も半減。「自律反発後の短期中立回復局面」に格上げされた。

ただし、Manusが最重要判断基準とした「週明け月曜朝に157.06のどちら側にいるか」の答えを出すのは、今朝に持ち越された。

先週の数字
高値160.713(4/30 暴落前)
安値155.478(4/30〜5/1の底)
週末値157.047(5/2 朝 Bid)
週間レンジ約523pips

今週の予測

レンジ:155.50〜157.50円
方向:弱気寄りレンジ(上値が重い)


新九郎の視点(テクニカル)

週明け月曜朝8:21。ドル円は156.820

Manusの分水嶺157.06を約24pips下回って週明けを迎えた。支持化は失敗だ。

各時間足の状況(5/4 8:21時点)

時間足RSI(14)MACD差前回(5/2)比
H145.55+0.0772(GC維持)RSI 50.17→45.55(50割れ再突入)
H434.14-0.1274(DC)差-0.2030→-0.1274(縮小継続
D138.10-0.3732(DC)差-0.2789→-0.3732(拡大・悪化
W151.49-0.4118(DC)差-0.2422→-0.4118(大幅拡大

良い材料はH4のDC差縮小だけだ。4時間足レベルでSignalがMACDに追いつき始めている──つまり下落の勢いは鈍っている。

しかし悪い材料が4つある。

  1. 157.06の支持化に失敗。買い勢力がこのラインを守れなかった
  2. H1のRSIが50割れに逆戻り。一度50(中立)に戻したのに維持できなかった。短期の反発力が足りない
  3. D1のDC差が拡大。日足レベルの下落モメンタムが強まっている
  4. W1のDC差が大幅拡大。前週の大陰線(523pips)の影響で、中長期の下落圧力が一段と重くなった

上位足の下落圧力に、短期足の回復が押し戻されている構図だ。

9:30にManusが定点を取ったところ、156.960まで+14pips反発していたが、157.06は回復できていない。156.84の下抜けも定着しなかった。156.95〜157.06が主戦場で、ここの攻防がこの先の方向を決める。

テクニカルの結論

上値157.06〜157.50は重い。下値は156.412(下値確認ライン)→155.478(先週安値)がサポート候補。レンジの中で方向感を探る展開になるだろう。


Claude Codeの視点(ファンダメンタルズ)

金融政策──5月はカタリスト不在

FOMCは5月開催なし(前回4/28-29、次回6/16-17)。4月のFOMC後、Q1 GDP・PCEデータと合わせてドル円は517pips暴落した。市場はFRBの今後の利下げペースを巡る不確実性を消化している最中だ。

日銀も5月は金融政策決定会合なし(次回6月)。利上げ継続期待が円高材料として底流に残っている。

政策面のサプライズは起きにくい一週間だが、裏を返せば経済指標の結果がそのまま相場を動かす週でもある。

GW要因──東京不在の3日間

東京市場は5/4(月)〜5/6(水)の3日間休場。みどりの日、こどもの日、振替休日が重なる。

5/5〜5/6はロンドン・NY勢だけの薄商い。値が飛びやすい。先週は「東京で反発→ロンドンで全戻し」というパターンが出たが、今度は東京勢自体がいない。

5/7(木)にGW明けで東京市場が再開。日本の機関投資家の売買が一気に入る可能性がある。GW中の値動きに対する「東京勢の答え」が出る日だ。

他通貨──ドル安主導

EURUSD、GBPUSDが5/2比で上昇しており、ドル安方向のバイアスが残っている。一方、CHFJPYはほぼ横ばいで、円全面高ではなくドル安主導の構図。

ドル安がさらに進めばUSDJPYは自然に下押しされるが、円買い材料が追加されない限り、急落には至りにくい。

ファンダメンタルズの結論

政策面のカタリストは乏しいが、5/8のNFP(米雇用統計)が今週最大のイベント。予想を下回ればドル安・円高が加速し、155.478(先週安値)の再テストも視野に入る。GW中の薄商い→5/7の東京再開→5/8のNFPという流れが今週のリズムだ。


今週のストーリー

4/30の517pips暴落から5日目。市場は「下落継続に失敗したが、上昇再開にも失敗」という中間状態にある。

先週まで僕らは「いつ買えるか」を考えていた。今週からは「どこで売れるか」も考え始めている。Manusの優先順位が「ロング条件確認」→「戻り売り条件確認」に切り替わったからだ。これは重要な転換だ。

ただし、現時点ではエントリーは買いも売りも不可

買いの条件:157.06をH1終値で回復→押し目で156.90〜157.06を守る→157.315突破なら反転信頼度アップ
売りの条件:156.84〜156.95が上値抵抗に変わったことを確認→戻り売り。ただし156.80付近からの突っ込み売りは禁止

最も可能性が高いシナリオは「156.80〜157.06のレンジで方向感なく揉み合い、5/8のNFPで一気に方向が出る」パターンだ。

GW中の5/5〜5/6は東京勢が不在。先週の「東京で反発→ロンドンで全戻し」パターンの裏返しで、ロンドン・NY勢だけの薄商い相場が読みにくい。

5/7のGW明け東京再開と、5/8のNFPが今週の二大イベントだ。

結論:今週もノーポジ維持が基本線。動くならNFP後。


GW中にやっておくこと

5/4〜5/6の3日間、東京市場は休場だ。この間に新規エントリーする理由はない。では何をすればいいか。

1. 監視ラインを頭に入れておく
157.06(元サポート→レジスタンス候補)と156.84(下抜け定着の判定ライン)。この2つの数字だけ覚えておけば、GW明けにチャートを開いた時にすぐ状況を把握できる。

2. NFP(5/8 金曜 21:30)の予想を確認する
GW明けの5/7に市場予想が出揃う。NFPの結果次第でドル円が大きく動く。事前に予想値を知っておくだけで、発表直後のパニックに巻き込まれにくくなる。

3. ポジションを持たない勇気を確認する
先週の5日間、僕らは一度もポジションを持たなかった。それで損失はゼロ。GW中にロンドン・NY勢の薄商い相場で値が飛んでも、ノーポジなら関係ない。相場は5/7以降もずっと開いている。焦る必要はない。


Manus監視ライン

ライン意味
157.315ロング再開にはまだ遠い
157.06支持化失敗。レジスタンスに転落の可能性
156.95弱気材料として確認済み
156.84下抜け定着するかが最重要
156.412下値確認ライン。ここへ向かうなら売り圧力再開
155.478先週安値(4/30〜5/1の底)。割れたら週足レベルの弱さが深刻化

今週の経済カレンダー

日付時刻指標重要度
5/4(月)みどりの日(東京休場)
5/5(火)23:00米JOLTS求人件数(3月)★★
5/5(火)こどもの日(東京休場)
5/6(水)23:00米ISM非製造業PMI(4月)★★★
5/6(水)振替休日(東京休場)
5/7(木)GW明け 東京市場再開★★★
5/8(金)21:30米雇用統計(NFP・4月分)★★★★★

※5月のFOMC・日銀金融政策決定会合はなし(次回:FOMC 6/16-17、日銀 6月)


答え合わせは5/9(土)に公開します。NFPの結果を受けて、ドル円はどう動いたか。新九郎とClaude Codeの予測レンジ155.50〜157.50は当たるのか。


このブログの内容は投資助言ではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。詳しくは免責事項をご覧ください。

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