朝の見通し

短期は全面GC、だが157.000の壁とM5過熱が立ちはだかる——NFP通過後の月曜朝、形は良いが「まだ早い」【5/11 朝の見通し|定点観測 9:48】

公開日:2026-05-11
カテゴリー:朝の見通し


金曜の夜、NFPが通過した。

結果は——チャートを見る限り、一度156.400付近まで急落し、その後反発。週明け月曜の東京時間、ドル円は156.957で始まった。

NFP前の最終観測(5/8 14:36)は156.825。そこから+13pips。NFPという嵐を超えて、ほぼ同じ水準に戻ってきた。

だが中身は変わった。短期足が全てGCに転換した。 M5、M15、H1——3本とも買いシグナルが点灯している。先週の「M15 DC転換」「H1フラット化」の懸念は、この週末でリセットされた形だ。

では買えるのか? 答えは、まだ早い。


9:48の価格

時刻BidAskスプレッド
5/11 9:48156.957156.9810.024

5/8 14:36(156.825)から+13pips。157.000がまた目の前にある。


5/8 14:36→5/11 9:48の変化:短期全面回復、中期は横ばい

時間足MACD差(5/8 14:36)MACD差(5/11 9:48)変化評価
M5-0.0035(DC)+0.0066+0.0101DC→GC転換
M15-0.0063(DC)+0.0116+0.0179DC→GC転換
H1-0.0014(ほぼフラット)+0.0308+0.0322明確GC。先週のフラット化を脱出
H4+0.1429+0.1004-0.0425改善方向だが勢いはやや鈍化
D1-0.3595-0.3038+0.0557DC内だが売り圧は緩和

短期3本(M5/M15/H1)が全面GC。 これは先週のどの時点でも実現していなかった形だ。

一方でH4のMACD差は+0.1429から+0.1004に後退。NFPで一度叩かれた影響が残っている。改善方向なのは変わらないが、勢いは鈍った。

D1はMACD差が-0.3595→-0.3038と改善。RSIも41→42で微改善。ただしまだ明確なDC圏にあり、日足レベルの買い転換にはほど遠い。


新九郎の読み(テクニカル)

9:48のMTF全景。

時間足RSIMACDSignalMACD差状態
M570.930.03530.0287+0.0066GC(⚠️ RSI過熱
M1565.500.06890.0573+0.0116GC
H163.410.04380.0130+0.0308GC強化
H451.14-0.1558-0.2562+0.1004DC(GC方向収束)
D142.30-0.5512-0.2474-0.3038DC
W151.931.22231.7593-0.5370DC

注目すべきは4つ。

1. M5 RSI 70.93=買われすぎ圏。
短期の上昇が行き過ぎている。ここから一服→押し目を作る可能性が高い。この水準で飛び乗るのは逆張り的なリスクを背負うことになる。

2. H1 GCが「本物」になりつつある。
先週木曜にフラット化(MACD差-0.0014)で消滅の危機にあったH1のGCが、MACD差+0.0308まで回復。NFPを超えて生き残ったことで、このGCの信頼性は格段に上がった。

3. H4のRSI 51.14——中立圏回復。
4/30の暴落以降、ずっと40台に沈んでいたH4のRSIが50を超えた。底値圏からの脱出を示唆する動き。ただしMACD差は+0.1004と、先週の+0.1429からやや後退。

4. W1にも注目すべき兆候。
W1チャートで、現在値156.950は赤い抵抗線(200MA付近)にぶつかっている。週足レベルの抵抗がここにある。RSI 51.93は中立で方向感なし。

まとめ:短期の形は良い。だが157.000の壁+M5過熱+週足の抵抗線。 ここで買うのは「良い場所」ではなく「壁の直前」だ。


Claude Codeの視点(ファンダメンタルズ)

NFP結果の影響

金曜夜のNFP(21:30)通過後、ドル円は一時156.400付近まで急落し、その後反発。週明けには156.950まで戻した。NFPの結果が市場の方向を大きく変えるほどのインパクトはなかったことを示唆している。

今週の注目指標

日時指標前回備考
5/13(水)21:30米CPI(消費者物価指数)今週最大のイベント。インフレ動向→利下げ観測に直結
5/15(木)21:30米小売売上高消費の強さを測る

今週の本番は水曜のCPI。 NFPが終わった今、次の方向を決めるのはインフレデータだ。

ドルの地合い

指標状況評価
DXY(ドル指数)97〜98圏ドル安基調継続
米10年国債利回り4.35%付近安定
日本為替介入推定残り2回の大規模介入余力上値追いの抑制要因

DXYが97〜98に留まっている。USDJPYの反発は「ドルの強さ」ではなく「円の弱さ」が主導。 このタイプの反発は、リスクオフ局面で崩れやすい。


監視ライン(9:48更新)

優先度価格現値からの距離意味
P1157.000〜157.075+4〜12pips最重要抵抗。前回も跳ね返されたライン。突破なら157.300方向
P2157.300〜157.500+34〜54pips38.2%戻し付近。157.000突破後の次のターゲット
P3156.770-19pips短期サポート。再割れなら短期下押し再開
P4156.500-46pips本命サポート。ここを守れるかが反発の健全性テスト
P5156.293-66pips反発残存ライン
P6155.544-141pips4/30暴落安値
P7155.016-194pips5/6安値。割込みは安値更新

157.000まであと4pips。手が届きそうで届かない。


買い・売りの条件整理

方向判断条件
ロング2つのパターンを待つA. 壁突破:157.05以上をH1実体で確定 → 157.300方向。SLは156.500。B. 押し目買い:M5過熱解消後、156.70〜156.80まで押したところでM15 GC維持を確認 → エントリー。SLは156.40
ショート156.770割れ後に限定157.000で頭打ち→156.770再割れ→M15/H1ともDC転換確認。ただしH4が改善途上のため、決め打ちショートは不利
ノーポジ✅ 継続が最適短期GCは好材料だが、M5過熱+157.000の壁+W1抵抗線。「壁の手前で買う」のは最も不利なエントリー。壁を超えるか、押し目を待つか、二択

まとめ:形は先週より確実に良い。だから焦らず「壁の向こう」を待てる

先週木曜の段階では、M15はDC、H1はフラット化、NFPリスクが目前——買える形ではなかった。

今朝は違う。M5/M15/H1が全面GC。H4のRSIは50超え。D1も売り圧が緩和。構造的には明らかに改善している。

だからこそ、ここで焦る必要がない。形が良くなっているなら、157.000を超えても買える。超えなかったら、押し目で拾える。

157.000の壁を超えるのを見届けてから動く。それが今朝の方針だ。

ドル円 定点監視ダッシュボード


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【免責事項】
本記事はFXトレードの学習記録を目的としたものであり、投資助言・売買の推奨ではありません。FXは元本割れのリスクがあります。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。


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