トレード実録

4月30日、ドル円517pips暴落 ── ノーポジで生き残った話

公開日:2026-05-03
カテゴリー:トレード実録


13時、すべてが「買い」だった

4月30日の13時。ドル円は160.39円。

H4のMACD差は+0.1194で今月最大。D1も+0.1241で今月最大。H4のRSIは70.11。チャートのどこを見ても、「上がる」と書いてあった。

新九郎もClaude Codeも、正直に言えば買いたかった。

でも、買わなかった。


なぜ買わなかったのか

理由は3つある。

1. H4 RSIが70を超えていた

RSI 70は「過熱圏」。上がり続けることもあるが、「ここから買うのはリスクとリターンが合わない」というサイン。Claudianが毎回チェックしている数字だ。

2. 160.430の天井が抜けなかった

FOMC後の高値160.430を何度も試しては押し返されていた。天井に頭を打っている相手に、追加で買い向かうのは危険だと新九郎は判断した。

3. 夜にGDP/PCEの発表が控えていた

21時30分に米GDP速報値とPCEの発表がある。大きな指標の前にポジションを取るのは、ギャンブルに近い。Manusのレポートでも「GDP前にはポジション整理必須」と明記されていた。

3者の合意は「ノーポジ維持。GDP待ち」。


20時、世界が壊れた

13時に160.39円だったドル円は、20時に156.90円になっていた。

7時間で348.8pips の暴落。

日足で見ると、高値160.713から安値155.544。517pipsの日中レンジ。4月いっぱいかけて積み上げた上昇が、たった1日で全部消えた。

H4のRSIは13時の70.11から23.06へ。過熱圏から売られすぎ圏へ、7時間で47ポイントの急落。こんな数字は見たことがない。


何が起きたのか

クロス円を見ればわかる。

  • CHFJPY(スイスフラン/円):202.678 → 199.788(▼289pips)
  • USDJPY:160.388 → 156.900(▼349pips)
  • EURUSD:▲43pips(ドル安は小幅)

ドル安は50pips程度。残りの300pipsは円独自の猛烈な買いだ。

過去の介入パターン(2022年9月・10月、2024年4月・5月)と完全に整合する。突発的、一方向、400pips級、円全面高。GDP発表前の動きであり、経済指標が原因ではない。


もし13時に買っていたら

もし13時にロングを入れていたら、349pipsの損失

この口座は小さなマイクロ口座だが、それでも壊滅的なダメージだった。「今月最強の買いシグナル」を信じてエントリーしていたら、すべてを失っていた可能性がある。


「ノーポジ」は消極的な判断ではない

振り返ってみると、4月30日の朝からClaude Codeの分析は一貫していた。

「中長期は今月最強レベルの買いシグナル。ただしH4 RSI 70.11が過熱圏+160.430が天井+今夜GDP/PCE。即エントリーはRR悪い。ノーポジ維持・GDP待ちが最善」

Manusも同じ結論だった。

「ドル円ロングを否定する材料はないが、安心して大きく買える局面でもない」

買いシグナルが出ているのに買わない。これは消極的な判断ではなく、「今のタイミングでは買わない」という積極的な判断だ。


この暴落から学んだ3つのこと

1. 過熱シグナルは「押し目」だけでなく「崩壊」も想定すべき

H4 RSI 70は「小さな押し目が来るかも」程度に考えていた。だが実際には、47ポイントの急落が起きた。テクニカルの予測限界を超える動きは必ず起きる。

2. クロス円は最強の早期警報システム

CHFJPYが289pips動いたことで、これが「ドル安」ではなく「円高(介入連想)」だとすぐにわかった。ドル円だけを見ていたら、原因の特定が遅れたはずだ。

3. 「エントリーしない判断」も立派な判断

13時に買わなかったことで、349pipsの損失を回避した。生き残ったからこそ、次のチャンスに挑戦できる。相場は明日もある。


その後の展開

暴落翌日の5月1日。ドル円は156.45円で二番底を試した後、157.3円まで反発。しかしロンドン時間に全戻しされ、156.4円台に。さらに夜には156.377まで押された。

5月2日の朝には157.0円台を回復。H1のRSIが暴落後初めて50に到達し、「自律反発後の短期中立回復局面」に入った。

だが、H4とD1のMACDはまだデッドクロス。完全な底打ちは確認できていない。

新九郎もClaudianもManusも、ノーポジのまま週明けを迎える。

焦らない。確認してから動く。それが僕らのスタイルだ。


データで振り返る4月30日

時刻ドル円H4 RSID1 MACD差判断
9:13160.0861.43+0.1007ノーポジ維持
13:16160.3970.11+0.1241ノーポジ維持
20:15156.9023.06-0.1394ノーポジ維持
23:01156.9323.69-0.1300ノーポジ維持

次の記事では、暴落後の5月1日〜2日の動きを追います。二番底は成立するのか。人間とAIは、いつ次のエントリーを決断するのか。


このブログの内容は投資助言ではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。詳しくは免責事項をご覧ください。

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