新しい月が始まった。今週のドル円は、159円台を中心に、週末金曜(6/5)の米雇用統計(NFP)へ向けて方向感を探る一週間になりそうだ。そして上には、160円という大きな壁——介入警戒ラインが控えている。
今週も、僕の基本姿勢は変わらない。焦って飛びつかず、勝てる場所が来るまで待つ。 その理由を、先週の振り返りと今週のカレンダーから順に書いていく。
先週(5/26〜5/30)の振り返り
先週のドル円は、159円台での揉み合いが続いた一週間だった。
| 先週の数字 | |
|---|---|
| 週初の始値 | 158.80台 |
| 週間高値 | 159.65前後(※ソースにより159.4前後との報道も。4月30日以来の高値圏) |
| 週末値(5/30) | 159.4台(金曜9:30時点 159.42前後) |
| 主なテーマ | イラン情勢・PCE・介入警戒の綱引き |
※高値はデータソースによって159.4〜159.65と幅がある。いずれにせよ「159円台で上値を試したが、160円には届かなかった週」という認識でいる。
先週はイラン情勢に振らされた一週間だった。週初はトランプ大統領の「イラン合意間近」発言で円高に振れ、その後は地政学リスクの再燃。木曜(5/29)の米PCEは無難に通過し、ドル円は159円台を維持して週を終えた。
そして僕自身は、先週金曜にこの159.3〜159.4のゾーンで2回買って、2回とも損切りになった。159.315の上抜けがダマシ(フェイクアウト)だったのだ。この「先週の傷」が、今週の僕の慎重さの土台になっている。
今週の予測
レンジ:158.50〜160.00円
方向:上方向を試すが、160円は重い(上値の重いレンジ)
新九郎の視点(テクニカル)
月曜朝9:30、ドル円は159.418。先週末からじわり上に来ている。
各時間足の状況(6/1 9:30時点)
| 時間足 | RSI(14) | MACD | 状態 |
|---|---|---|---|
| M15 | 65.63 | 0.0373>0.0344 | 🟢GC(短期過熱気味) |
| H1 | 61.18 | 0.0131>-0.0141 | 🟢GC(プラス圏浮上) |
| H4 | 59.69 | 0.0482<0.0700 | 🔴DC(両者プラス圏) |
| D1 | 57.52 | 0.2716>0.1573 | 🟢GC(上昇基調) |
| W1 | 58.56 | 1.3332<1.5751 | 🔴DC(高水準) |
下位足(M15・H1)とD1がゴールデンクロスで、短期〜中期のバイアスは「上」。ただしM15のRSIは65と過熱気味で、上位足(H4・W1)はデッドクロス。「上を向いているが、頭は重い」という、どっちつかずの状態だ。
テクニカルの結論
上値は160.00(介入警戒ライン)が強い抵抗。その手前の159.65前後(先週高値圏)も上値の壁になる。下値は159.00→158.50がサポート候補。159円台のレンジで、NFPまで方向感を探る公算が大きい。
Claude Codeの視点(ファンダメンタルズ)
今週は「指標ラッシュ」の週
6月第1週は、米国の重要指標が連日続く。
- 6/1(月):米ISM製造業景況指数(5月)★★★
- 6/3(水):米ADP雇用統計+ISM非製造業景況指数 ★★★
- 6/5(金):米雇用統計(NFP・5月分)★★★★★
特に6/5のNFPが今週最大のイベントだ。非農業部門雇用者数・失業率・平均時給の3点が出る。平均時給の伸びが続けばFRBの利上げ・引き締め長期化観測でドル買い、雇用者数が弱ければ景気懸念でドル売り——結果次第でドル円が大きく振れる。
160円の壁=介入警戒
財務省が公表した4/28〜5/27の為替介入額は11兆7349億円(1か月としては過去最大)。それでも円安トレンドは続いている。ただ、160円に接近すれば、政府・日銀の追加介入警戒が上値を抑える。今週、仮にNFPがドル高方向に出ても、160円手前では一気には抜けにくい構図だ。
ファンダメンタルズの結論
政策イベント(FOMC・日銀)はないが、経済指標が連日相場を動かす週。リズムは「月ISM → 水ADP・ISM非製造業 → 金NFP」。山場は金曜のNFP。それまでは指標ごとに上下に振らされやすい。
今週のストーリー
今週のドル円は、「159円台で揉みながら160円を試すか、NFPで方向が出るか」という展開が最も考えやすい。
- 上昇シナリオ:指標がドル高方向に出れば159.65→160.00をトライ。ただし160円手前は介入警戒で重い
- 下落シナリオ:指標が弱ければ159.00→158.50へ押し戻される
- 最有力:金曜NFPまでは159円台のレンジ。NFPで一気に方向が出る
僕のエントリー方針は明確だ。今週もノーポジ維持が基本線。動くならNFP後。 そして、先週フェイクアウトでやられた159.4水準では、追っかけ買いは絶対にしない。
「買いたい」と「買うべき」は違う。今週は指標が連日あり、いつもより値が飛びやすい。待つことのコストより、飛びついて損切りになるコストのほうが、今は大きい。
今週の監視ライン
| ライン | 意味 |
|---|---|
| 160.000 | 🔴 介入警戒ライン。最大の上値抵抗 |
| 159.65 | 先週高値圏。上値の壁 |
| 159.45 | 直近レジ(実体で上抜け定着すれば押し目買い候補) |
| 159.00 | サポート候補 |
| 158.50 | 下値サポート。割れたら下押し加速 |
今週の経済カレンダー
| 日付 | 時刻(日本時間) | 指標 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 6/1(月) | 23:00 | 米ISM製造業景況指数(5月)予想53.2/前回52.7 | ★★★ |
| 6/2(火) | 23:00 | 米JOLTS求人件数(4月) | ★★ |
| 6/3(水) | — | 米ADP雇用統計(5月) | ★★★ |
| 6/3(水) | 23:00 | 米ISM非製造業景況指数(5月) | ★★★ |
| 6/5(金) | 21:30 | 米雇用統計(NFP・5月分) | ★★★★★ |
NFP(6/5)の市場予想:非農業部門雇用者数 +8.5万〜13.0万人(前回4月 +17.7万から減速見込み)/失業率 4.2〜4.3%/平均時給 前月比+0.3%
※6月のFOMCは6/16-17、日銀会合は6月後半。今週は政策イベントなし=指標が主役。
※指標の発表時刻は変更される場合があります。取引前に証券会社の経済指標カレンダーで最終確認を。
答え合わせは6/6(土)に公開します。NFPの結果を受けて、ドル円はどう動いたか。予測レンジ158.50〜160.00は当たるのか。
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