昨日5/27、TPヒットで+$0.19を確定した。約8日間のホールド、+30.5pips、期待値+$0.12を上回る上振れだった。
「もう負けない」だけでは戦略として弱い。届く距離に利益を置いて確実に取りに行く——この判断(9:35頃のTP 159.500→159.300への引下げ)が、その日の15:33頃に的中した。
そして今朝。ノーポジで迎える5/28は、昨日とはまったく違う風景だ。
1. 一晩で起きたこと——「円独歩安」から「ドル買い主導」へ
昨夜23:46時点、CHFJPYが夕方から夜にかけて+24.6pips(約0.12%)上昇し「円独歩安」が主役だった。USDJPYだけが介入警戒で頭打ちになっていた。
ところが今朝8:15、テーマが大きく転換していた。
| ペア | 23:46 | 8:15 | 動き |
|---|---|---|---|
| USDJPY | 159.394 | 159.494 | +10pips(上値追い) |
| EURUSD | 1.16487 | 1.16267 | -22.0pips(ドル買い戻し) |
| GBPUSD | 1.34514 | 1.34271 | -24.3pips(ドル買い戻し) |
| CHFJPY | 202.993 | 202.646 | -34.7pips(円買い戻し) |
CHFJPYの大反転(-34.7pips)が示すのは、円が買い戻されていること。同時にEURUSDとGBPUSDが落ちている=ドルが全面的に買われている。つまりUSDJPYの上昇は「円安」ではなく「ドル高」によるものだ。
NY時間にドル買いが入った。米経済指標が予想を上回ったか、FRB高官のタカ派発言があった可能性が高い。
2. 9:30 MTFテクニカル一覧——「過熱しながら上値追い継続」
8:15から1時間15分経過。テーマは「ドル買い継続+円買い継続」で、USDJPYは綱引きを制して+5.4pips上昇の159.548へ。
| 時間足 | RSI | MACD | Signal | MACD差 | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| M5 | 60.34 | 0.0171 | 0.0193 | -0.0022 | 🔴DC薄め(短期失速) |
| M15 | 61.34 | 0.0191 | 0.0097 | +0.0094 | 🟢GC大幅拡大(8:15比3倍) |
| H1 | 65.38 | 0.0741 | 0.0756 | -0.0015 | 🟡DC継続だが大幅縮小(GC接近) |
| H4 | 72.43 | 0.1542 | 0.1169 | +0.0373 | 🚀GC強化+⚠️過熱深まる(70.54→72.43) |
| D1 | 59.10 | +0.2652 | 0.0765 | +0.1887 | ⚡MACD連続最高値水準(微増継続) |
これは典型的な「強いトレンドの天井圏」だ。
- 短期(M5)は調整入り、(M15)は逆に大幅拡大——分かれた
- 中期(H1)はDC継続だが差大幅縮小、GC復帰目前
- 中期(H4)はトレンド強化+RSI 72.43で過熱がさらに深まる
- 中長期(D1)は連続最高値水準で超健全
過熱と上昇が両立している。反落リスクが蓄積しつつあるが、中長期トレンドは揺るぎない——これが今朝の構図だ。
3. 警戒ライン——160.000介入ゾーンまで残り45pips
| 価格 | 距離 | 役割 |
|---|---|---|
| 160.000 | +45pips | 🔴 介入警戒ライン |
| 159.581 | +3pips | 🟡 H1新天井(試し中) |
| 159.578 | +3pips | 🟡 H4天井 |
| 159.548 | --- | 🔵 現在値(ノーポジ) |
| 159.500 | -5pips | 短期サポート |
| 159.300 | -25pips | 中期サポート(昨日のTP価格) |
| 159.000 | -55pips | 🎯 押し目買い候補圏(遠のいた) |
| 158.748 | -80pips | 5/25月曜安値 |
160.000まであと45pips。財務省・日銀の介入を意識せざるを得ない水準だ。介入は「いつ来るか分からない」が、過去の介入時には一瞬で500pips以上飛んだ事例もある(2024年4月29日の介入では、160.245円から154.535円まで約571pipsの円高となった)。ここからの追っかけ買いは、片道トラックが対向車線にいるのを見ながら走るようなものだ。
4. 期待値計算——4つのシナリオ
| シナリオ | 勝率 | 利益/損失 | 期待値 |
|---|---|---|---|
| A:追っかけロング(159.548・TP 159.800・SL 159.300) | 35% | +$0.16 / -$0.15 | -$0.04(マイナス) |
| B:159.000台押し目買い(TP 159.700・SL 158.500) | 55% | +$0.44 / -$0.31 | +$0.10(プラス・押す確率↓) |
| C:158.748深押し目買い(TP 159.500・SL 158.300) | 押す確率10%×到達確率80% | — | +$0.03 |
| D:様子見(昼定点12:30で再判断・PCE後判断) | — | $0 | $0(健康第一) |
Aは期待値マイナス。H4 RSI 72.43で過熱が深まり、勝率は朝定点時の45%から35%へ下方修正。介入リスクと過熱で「届かない遠い場所」を狙うのと同じ構図になる。
Bが依然期待値プラスだが、159.548からは押し目までさらに55pips。ドル買い継続で押し戻し力は弱く、来る確率も下がっている。今夜のPCE発表次第では押し戻しもあり得る。
現実解はD。今朝はノーポジ継続、昼定点でMTFを再評価する。
5. 今夜の最大の山場——21:30 米PCE価格指数発表
ここで僕が最も警戒しているのは、今夜21:30の米PCE価格指数(4月)だ。
| 指標 | 時刻 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|
| コアPCE前月比 | 21:30 | 0.3% | 0.3% |
| コアPCE前年比 | 21:30 | 3.3% | 3.2% |
| 米GDP改定値(Q1・前期比年率) | 21:30 | 2.1% | 2.0% |
| 耐久財受注(速報値) | 21:30 | — | — |
| 新規失業保険申請件数 | 21:30 | 21.4万件 | 20.9万件 |
| 新築住宅販売件数(4月) | 23:00 | 66.7万件 | 68.2万件 |
PCE価格指数はFRBが最も重視するインフレ指標だ。前年比の予想3.3%は前回3.2%から上昇。これが予想超え(3.4%以上)なら:
- インフレ再加速 → 利下げ後ずれ観測 → ドル買い → USDJPY上昇 → 160.000試し
- 介入警戒モード全開
逆に予想未達(3.2%以下)なら:
- インフレ鎮静化 → 利下げ前倒し観測 → ドル売り → USDJPY反落
- 159.000台への押し目入り → B候補のチャンス到来
今夜のPCEが、今週後半の方向性を決める。
6. 戦略——「期待値の高い場所」で待つ
今朝の僕の選択は、何もしないこと。
| 時刻 | アクション |
|---|---|
| 8:15 | 朝定点。D判断(様子見) |
| 9:30 | 追加定点。MTF変化確認 |
| 12:30 | 昼定点。打ち合わせ前に判断 |
| 21:30 | 🔔 米PCE発表——ここで動きが決まる |
| 23:00以降 | PCE反応の確認、必要なら新規エントリー検討 |
追っかけロングはやらない。介入リスクと過熱で期待値マイナスだから。
押し目買いは仕込まない(今のところ)。159.000台への押し目が来るか不明、来たとしても深夜トリガーで対処不能。
PCEを見てから判断する。それまで体力を温存する。
これが、昨日+$0.19を取った僕の今朝の答えだ。「期待値で勝つ」とは、勝てる場面以外で動かないことでもある。
関連記事
- SL建値+5pipsロック、TPを159.500→159.300へ引き下げ——「期待値で勝つ」に切り替えた火曜の朝(5/27 朝の見通し)
- CPIとは——明日5月13日21時30分に備える(指標解説)
- MACDとは——暴落の日に見ていたもの(テクニカル解説)
免責事項:本記事は個人のFXトレード記録・分析を公開しているもので、投資助言・売買推奨ではありません。FX取引は元本割れリスクがあり、損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任でお願いします。