公開日:2026-05-19
カテゴリー:朝の見通し
先週の週間総括で、僕はこう書いた。「H4 RSI 83.61は極端な過熱。押し目(158.0〜158.3)を待ってからのロング」と。
しかし相場は、押し目を作らなかった。
158.8台を維持したまま、週末を挟んだ時間調整でRSIだけを冷却させた。これは強い相場でしか見られない現象だ。弱い相場なら値幅で調整する(=下がる)。強い相場は時間で調整する(=横ばいで待つ)。
今朝9:31、158.915。先週末の158.759からほぼ横ばいだが、中身は大きく変わっている。
先週の振り返り——160pips上昇、そしてD1 200MAの壁
先週(5/12〜5/16)のドル円は週間+158pipsの一方通行。
| イベント | 価格 | 意味 |
|---|---|---|
| 5/12 TP到達 | 157.500 | 4/30暴落後、初めてTPで利確 |
| 5/13 CPI通過 | 157.8 | 最大リスク消化。買い材料を消化する力が戻った |
| 5/14 ドル全面高 | 158.4 | イラン戦争起因のインフレ加速観測 |
| 5/15 米小売売上高 | 158.4 | 予想通り→影響限定 |
| 5/16 D1 200MA到達 | 158.8 | 最重要抵抗帯に接触 |
4/30の暴落(160.713→155.016)から約390pips戻した。V字回復の勢いでD1の200日移動平均線(158.8〜159.0)に到達。先週はここで止められた形だ。
週末に何が起きたか——「時間調整」の意味
先週末の最大の懸念はH4 RSI 83.61だった。これは4/30暴落後の最高値水準。通常なら急反落が起きてもおかしくない過熱度だ。
ところが——
| 指標 | 5/16 | 5/19(火朝) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 158.759 | 158.915 | +16pips(ほぼ横ばい) |
| H4 RSI | 83.61 | 69.68 | -13.93(過熱解消) |
| H4 GC | GC | DC転換 | GCは崩壊したがRSI冷却 |
| D1 MACD差 | +0.1682 | +0.2897 | 大幅改善 |
価格を下げずにRSIだけを冷却した。
これが「時間調整」だ。買い手が利益確定で売り込まず、高値圏で耐えた結果、RSIの計算上の過熱が自然に解消された。弱気筋が主導権を握っていれば、こうはならない。158.0〜158.3まで押されていたはず。
「押し目が来なかった」ということ自体が、この上昇トレンドの強さを物語っている。
9:31 MTFテクニカル一覧
| 時間足 | RSI | MACD | Signal | MACD差 | 状態 | 注目点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M5 | 74.55 | 0.0300 | 0.0198 | +0.0102 | GC | 🔴 過熱(東京時間の買い) |
| M15 | 60.94 | 0.0084 | -0.0130 | +0.0214 | GC | ✅ MACDプラス圏浮上 |
| H1 | 55.11 | 0.0362 | 0.0507 | -0.0145 | DC | ⚡ GC目前(差約37%縮小) |
| H4 | 69.68 | 0.3446 | 0.3654 | -0.0208 | DC | RSI冷却済。DC差縮小中 |
| D1 | 55.13 | -0.0788 | -0.3685 | +0.2897 | MACD>Signal | ゼロライン目前 |
| W1 | 57.23 | 1.3395 | 1.7190 | -0.3795 | DC | 今週陽線(H:159.071) |
今日のカギ——H1 GC転換
8:00から9:31の1時間半で、H1のDC差が-0.0231→-0.0145に約37%縮小した。
M15のMACDがマイナス圏からプラス圏に浮上し、下からH1を押し上げている。水が沸騰する直前のように、底からじわじわと熱が伝わっている状態だ。
このペースが続けば、今日の東京〜ロンドン時間中にH1のGC転換が成立する可能性が高い。
H1がGC転換すれば、M5/M15/H1の3足GCが成立する。H4はDCだが、RSI 69.68まで冷却されており「健全な調整を終えた」状態。D1はMACDがゼロラインに迫り、GC転換の秒読みに入っている。
短期→中期→長期の順に、ドミノのように上昇モメンタムが波及している。
他通貨の変化——ドル全面高からドル安+円安へ
先週は「ドル全面高」が相場を動かした。今朝は様子が変わっている。
| 通貨ペア | 先週末 | 今朝 | 方向 |
|---|---|---|---|
| EURUSD | 1.16202 | 1.16490 | ドル安(EUR買い) |
| GBPUSD | 1.33147 | 1.34279 | ドル安(GBP買い) |
| CHFJPY | 201.772 | 202.499 | 円安 |
ドルは主要通貨に対して弱くなっているのに、USDJPYは158.9台を維持。つまり「ドル安」を「円安」が打ち消して、結果的にUSDJPYは横ばい〜微上昇。
ドル全面高で上がったUSDJPYが、ドルが弱くなっても下がらない。これは円安の強さを意味する。
監視ライン
| 価格 | 現値からの距離 | 役割 |
|---|---|---|
| 160.0 | +109pips | 4/30暴落前水準。介入リスク高 |
| 159.5 | +59pips | ロングTP候補 |
| 159.071 | +16pips | W1今週高値=先週高値。最重要抵抗 |
| 158.915 | 現在値 | H1 GC接近中。ノーポジ |
| 158.5 | -42pips | 直近サポート |
| 158.0 | -92pips | ロングSL候補・心理的節目 |
| 157.5 | -142pips | 割れたら上昇構造完全崩壊 |
今日の方針
ノーポジ維持。H1 GC転換を待つ。
H1のGC転換が成立し、M15のGCが維持され、158.8台をキープしていれば——ロングエントリーを検討する。
- TP(利益確定):159.5(159.071の先週高値を超えた先)
- SL(損切り):158.0(心理的節目。ここを割れば時間調整ではなく本格調整)
逆に、H1のDCが深化して-0.03以下に広がる場合は、見送りを延長する。
ショートは非推奨。D1がゼロライン接近中(MACD差+0.2897)+W1が陽線形成中で、ショートは完全な逆張りになる。
4/30の暴落から19日。相場は「回復」から「次の上昇」への転換点に立っている。
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