公開日:2026-05-12
カテゴリー:前日総括及び今日の心構え
昨夜21:34、僕はチャートの前で息を呑んだ。H1(1時間足)のMACDがデッドクロスに転落した。 5/7の朝から5日間維持してきたH1のGC(ゴールデンクロス)が崩壊した瞬間だ。
全短期足がDC。M5もM15もH1も。「反発は終わったのか」——そう思った人もいるだろう。
しかし今朝8:00、チャートを開いて目を見張った。H4(4時間足)のMACDがプラス圏に浮上し、GCに転換していた。 昨夜21:34時点ではMACD -0.0559、Signalとの差+0.1134で「改善中だがまだDC」だったH4が、一晩のうちにMACDをプラス圏(+0.0124)に押し上げ、明確なGCを成立させた。
短期足が崩れた夜に、中期足が静かに構造を変えていた。これがマルチタイムフレーム分析の面白さだ。
昨日(5/11)の振り返り:SL利確+$0.28——「守りのSL」の実証
昨日は動きの多い一日だった。時系列で振り返る。
| 時刻 | 出来事 | 価格 |
|---|---|---|
| 9:48 | 朝の定点。M5/M15/H1全面GC。157.000の壁手前 | 156.957 |
| 14:22 | 157.000突破。H1 GC差拡大。本日高値157.160 | 157.081 |
| 18:00 | SL 156.950ヒット。2ポジション同時決済。合計+$0.28 | 156.950 |
| 18:00直後 | SL狩り直後に157.070へ反発 | 157.070 |
| 21:34 | 横ばい。H1 GC崩壊を確認。新ポジ157.119 buy | 157.079 |
最大のポイントはSL利確だ。
2ポジション(#126213873: 156.369 buy / #126300069: 157.090 buy)は、どちらもSLを156.950に設定していた。エントリー#1は+58.1pips、#2は-14.0pips。合計+44.1pips、+$0.28のプラス圏で撤退。
157.000を突破し、157.160まで伸びたのに、SLに狩られて退場——。「もったいない」と思うかもしれない。だが結果として、H1 GCが崩壊する直前にポジションを閉じていたことになる。SLは「損切り」ではなく「利益確定」としても機能する。 この経験は、今のポジション管理にそのまま活きている。
SL狩り後の新ポジション
18:00のSLヒット直後、157.070へV字反発。この反発を見て157.119で再エントリー(buy 0.10、SL 156.480、TP 157.500)。
今朝8:00の現在値は157.179。エントリーから+6pips。TP 157.500まであと32pips。SLまでは70pips。リスクリワード比 1:0.46——率直に言えばTP到達の確率はまだ不確実だが、SLの余裕は十分にある。
8:00時点のMTF:H4がGC転換——「中期の風向き」が変わった
| 時間足 | RSI | MACD | Signal | MACD差 | 状態 | 昨夜21:34比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M5 | 55.58 | 0.0065 | 0.0021 | +0.0044 | GC | DC→GC復帰 |
| M15 | 55.22 | 0.0123 | 0.0137 | -0.0014 | DC | DC継続(差縮小) |
| H1 | 58.39 | 0.0734 | 0.0779 | -0.0045 | DC | DC継続(差-0.0066→-0.0045に縮小) |
| H4 | 55.84 | 0.0124 | -0.0920 | +0.1044 | ⚡GC転換 | DC→GC!MACDがプラス圏に浮上 |
| D1 | 43.85 | -0.5303 | -0.3374 | -0.1929 | DC | DC差改善(-0.2949→-0.1929) |
変化の整理
改善したもの:
- H4 GC転換(最大のニュース)——暴落以来ずっとDCだったH4が、ついにGCに転換。MACDが0.0124とプラス圏に浮上した。4/30の暴落から12日間、初めて中期が「上向き」を示した
- M5がDC→GCに復帰。短期の買い圧力が戻った
- D1のMACD差が-0.2949→-0.1929に改善。D1 DCの深さは確実に浅くなっている
まだ弱いもの:
- H1 DC継続(MACD差-0.0045)。昨夜のGC崩壊からまだ回復していない
- M15もDC(MACD差-0.0014)。H1の回復にはM15→H1の連鎖GCが必要
構造的な見方:
昨夜は「全足DC」で暗い絵だった。今朝は「M5 GC、H4 GC、残りDC」というねじれ構造に変わった。短期(M5)と中期(H4)が上を向き、その間のM15とH1がまだ追いついていない。
この「ねじれ」が解消される方向は2つ——
- M15→H1もGCに復帰する(上方解消) → 全面GCに回帰。157.200〜157.500方向へ
- M5のGCが再び崩れ、H4のGCも失速する(下方解消) → 再びDC圧力。156.500方向へ
どちらに解消されるか——その答えは、今日の東京市場とロンドン市場で見えてくるだろう。
監視ライン(5/12 8:00更新)
| 価格 | 現値(157.179)からの距離 | 役割 |
|---|---|---|
| 157.500 | +32pips | TP到達ライン |
| 157.300 | +12pips | 38.2%戻し付近。ここを超えれば上昇加速 |
| 157.200 | +2pips | 直上抵抗。今朝のAsk=157.207 |
| 157.119 | -6pips | エントリー価格 |
| 157.000 | -18pips | 壁=サポート候補。昨日一度突破したが守れなかった |
| 156.950 | -23pips | 昨日のSLヒットライン |
| 156.480 | -70pips | 現ポジションのSL。最終防衛ライン |
ファンダメンタルズ
| 指標 | 値 | 評価 |
|---|---|---|
| 米10年国債利回り | 4.35% | 安定 |
| DXY(ドル指数) | 97〜98 | ドル安基調継続 |
| 米CPI(5/13 21:30) | 明日 | 今週最大のイベント。100pips超の変動リスク |
| 米小売売上高(5/15 21:30) | 木曜日 | CPI後の追加材料 |
| 日本為替介入 | 推定あと2回程度の余力 | 上値追いの心理的抑制 |
明日のCPI——全てはここに収束する
米CPI(消費者物価指数)は、FRBの利下げ判断に直結する最重要指標だ。
- CPIが予想より高い → 利下げ後退 → ドル買い → USDJPY上昇
- CPIが予想通りor低い → 利下げ期待維持 → ドル売り → USDJPY下落
100pips以上の急変動がありえる。今日のテクニカル分析は、すべてCPIの前座だと認識しておくべきだ。
今日の心構え
H4のGC転換は「中期の風向き」が変わった証拠だ。だが、風が変わったことと、その風に乗って走り出すことは違う。
昨日、SL利確+$0.28を手にした。SLが利確として機能することを体験した。今、157.119 buyのポジションが+6pipsの含み益にいる。SL 156.480まで70pipsの余裕がある。
今日やるべきことは明確だ:
- SL 156.480は動かさない。 CPI前にSLを詰めると、ノイズで狩られるリスクがある
- TP 157.500は維持。 157.200〜157.300で利確を急がない。H4 GC転換の後押しがある
- 追加ポジションは取らない。 CPI前にロットを増やす合理的な理由はない
- H1のGC復帰を注視。 M15→H1が再びGCになれば、上方解消の合図
昨日の教訓——「SLが自分を守ってくれる」。今日も同じだ。
明日のCPIが出るまで、余計なことはしない。ポジションはSLに守らせて、自分は冷静に観察する。
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本記事はFXトレードの学習記録を目的としたものであり、投資助言・売買の推奨ではありません。FXは元本割れのリスクがあります。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。
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