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NFP(米国雇用統計)とは──5月8日、21時30分を待つ理由

公開日:2026-05-04
カテゴリー:学び


今週最大のイベント

5月8日(金)21時30分。米雇用統計(NFP)が発表される。

僕らの週間予測で★★★★★(最高ランク)をつけた、今週唯一の最重要イベントだ。

4月30日の517pips暴落から5日。ドル円は155円台〜157円台のレンジで方向感を探っている。NFPの結果次第で、この膠着が一気に崩れる可能性がある。

この記事では、NFPとは何か、なぜこれほど相場を動かすのか、そして僕らがどう備えているかを書く。


NFPとは何か

NFP(Non-Farm Payrolls、非農業部門雇用者数)は、米国の労働市場の健康状態を測る指標だ。

  • 発表元:米労働統計局(BLS:Bureau of Labor Statistics)
  • 発表日:毎月第一金曜日
  • 発表時刻:21時30分(日本時間)
  • 内容:前月の非農業部門の雇用者数の変化

農業を除くすべての産業で、前月に何人の雇用が増えた(または減った)かを示す。

NFPと一緒に発表される数字

雇用統計はNFP単体ではなく、以下の数字がセットで発表される。

指標見ているもの
NFP(非農業部門雇用者数)雇用の増減(ヘッドライン)
失業率労働力人口に占める失業者の割合
平均時給(前月比・前年比)賃金の伸び → インフレ圧力の指標

この3つが同時に出る。市場はこの3つを総合して判断する。


なぜNFPがドル円を動かすのか

答えはシンプルだ。NFPの結果がFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策に直結するからだ。

雇用が強い場合

雇用が増えている → 経済は強い → FRBは利下げを急がない → 金利は高止まり → ドル高(ドル円は上昇)

雇用が弱い場合

雇用が減っている → 経済は弱い → FRBは利下げを進める → 金利は下がる → ドル安(ドル円は下落)

「予想」との差が勝負

重要なのは数字の絶対値ではなく、市場の事前予想との乖離だ。

  • 予想:+15万人、結果:+25万人 → 予想より強い → ドル高
  • 予想:+15万人、結果:+5万人 → 予想より弱い → ドル安

市場は発表前にすでに予想を織り込んでいる。サプライズがあった時に相場が大きく動く


4月30日の教訓──指標の前に買わなかった判断

4月30日、僕らは「大きな指標の前に新規ポジションは取らない」というルールに従って、ポジションを持たなかった。

あの日の13時、H4のMACDは今月最強の買いシグナルだった。RSIも70を超えて過熱圏。チャートのどこを見ても「上がる」と書いてあった。

でも21時30分にGDP速報値とPCEの発表が控えていた。大きな指標の前にポジションを取るのは、ギャンブルに近い。結果は誰にもわからないからだ。

結果的に、暴落は指標発表の前に起きた。介入連想の動きで517pips急落。もし「MACDが買いだから」とポジションを持っていたら、指標発表を待つまでもなく大損していた。

指標の前にポジションを持たないルールが、僕らを守った

GDP、PCE、NFP、CPI、FOMC──これらの最重要指標の前には、このルールをさらに厳格に適用する。


発表前後の相場の特徴

NFP発表前後には、通常の相場とは違う動きが起きる。知らずに飛び込むと大怪我をする。

1. スプレッドの拡大

発表直前〜直後、FX業者のスプレッド(売値と買値の差)が通常の数倍に広がる。通常1〜2pipsのスプレッドが、5〜10pips以上になることもある。

エントリーした瞬間に不利な価格で約定する。それだけでマイナスからのスタートだ。

2. 最初の1〜5分のフェイク

発表直後、最初の1〜5分で上下に大きく振れることがある。最初の動きが「本当の方向」とは限らない

上に跳ねたと思ったら反転して急落、あるいはその逆。これに飛び乗ると、ヒゲの先端で損切りにかかる。

3. 方向が定まるまでの時間

NFPの結果を受けて市場が「本当の方向」を決めるまで、30分〜1時間かかることがある。発表直後の乱高下が収まり、一方向に動き始めてからが本番だ。


僕らの対処法

1. 事前に予想を確認する

NFP発表の前日までに、市場予想(コンセンサス)を確認しておく。

今回のNFPは5月8日(金)発表。GW明けの5月7日(木)に市場予想が出揃う。

事前に「+15万人が予想」と知っていれば、結果が出た瞬間に「予想より強いか弱いか」をすぐ判断できる。予想値を知らないまま結果だけ見ると、パニックに巻き込まれやすい。

2. 発表前にポジションを整理する

NFPのような最重要指標の前に新規ポジションを取らない。既存ポジションがあれば、発表前に決済するか、損切りラインを確認しておく。

3. 発表直後は見送る

発表直後の1〜5分は見送る。スプレッドの拡大とフェイクの動きに巻き込まれるリスクが高すぎる。

4. 方向が定まってからエントリーする

乱高下が収まり、一方向に動き始めたのを確認してからエントリーを検討する。「頭と尻尾はくれてやれ」──相場の格言通り、最初の動きを取ろうとしない。


5月8日のNFPに向けて

今週のNFP(5/8 21:30)は、4月30日の暴落後、初めての最重要指標だ。

現在のドル円は155円台〜157円台で膠着している。NFPの結果次第で、このレンジをどちらかにブレイクする可能性がある。

  • 予想より強い → ドル高方向 → 157.50を目指す展開
  • 予想より弱い → ドル安方向 → 155.478(先週安値)の再テスト

僕らは今、ノーポジだ。GW中(5/4〜5/6)はポジションを取らない。5/7のGW明け東京再開を経て、5/8のNFPに備える。

焦って発表前に飛び乗らない。結果を見て、方向が定まってから動く。


まとめ

  • NFP(非農業部門雇用者数)は毎月第一金曜日21:30に発表される、FX市場最重要の経済指標
  • NFPの結果はFRBの金融政策に直結し、ドル円を大きく動かす
  • 予想との乖離がサプライズとなり、相場を動かす。数字の絶対値より「予想との差」が重要
  • 発表前に新規ポジションは取らない。発表直後の1〜5分も見送る
  • 4月30日、指標前にポジションを持たなかったことで517pipsの暴落を回避した。このルールは守り続ける

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*このブログの内容は投資助言ではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。詳

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